みなさんは、「今世こそは」と見たとき、その後にどんな言葉が浮かびますか?
私は、天王星が牡牛座に入る2019年の前の年、2018年秋に「今世こそは」という言葉だけがメッセージとして浮かびました。その頃はまだ会社で働いていて、気持ちとは裏腹に体はボロボロの状態でした。この「今世こそは」の後に続く言葉が転機のたびに浮かび、「今世こそは何なんだろう」と自分に問いかけ続けてきました。
そして、会社勤めで生涯を終えると思い込んでいた私が、高次元と繋がり、絶対にありえないと思っていた離婚を経て、今では目に見えない世界の仕事をさせていただくようになったのかを説明する上で、どうしても避けられない出会いと出来事をご紹介しようと思います。
今世こそは「健康に」

私は派遣社員としてたくさんの会社で事務の仕事を25年間続けていました。2018年には、1年間の医療費が過去最高の20万円を超え、2日に1度は仕事の合間に病院へ通うほど原因不明の体調不良に悩まされていました。極めつけは突発性難聴でした。朝、会社に着いて席に座った瞬間、左耳に今までにない高音が聞こえたかと思うと、次の瞬間には聴力が5割くらいまで聞こえなくなってしまったのです。
エレベーターなどで耳が詰まる感覚の延長かと思い、仕事の忙しさから1週間ほど放置してしまいました。しかし、耳鼻科に行ったときには「治らないかもしれない」と言われ、結局、強い薬を2週間飲んだものの、聴力は回復しませんでした。
それでも、仕事も人間関係も過去にないほど恵まれていると思っていました。しかし、2019年春、仕事をしている最中に「もうそろそろ良いんじゃない?」という目には見えない誰かの言葉が右後ろから聞こえ、「あ、もう辞めて良いんだ」と自分に許可を出し、27年間の会社勤め生活を終えました。
「今世こそは健康な体で人生を終えたい」と、その頃は思っていました。
今世こそは「平穏に」
もう事務の仕事は二度としないだろうな、という漠然とした感覚があったので、何の収穫もなかったビジネスコンサルを受けたり、オラクルカードやスピリチュアルを学びながら、今後の人生について考えていました。
旦那さんは10歳以上年上だったので、いずれ二人でゆっくり温泉に行ったり、私が旦那さんや旦那さんの両親を助けながら平和に暮らしたいと思い、手に職をつけようとしていました。
そんな2019年秋、「潜在意識」という言葉と出会いました。潜在意識について何も知らない状態で、なぜか導かれるようにその世界へ足を踏み入れました。そして、そのコミュニティで唯一の同期として出会ったのが、ツインレイの男性でした。
今世こそは「ツインレイ?」

初めの頃は、20歳も年下なのに「今の若者は優しいのね」というくらいにしか思っていませんでした。しかし、その年の年末の忘年会で「この二人、ツインレイですよ」と公の場で言われたことによって、関係性が一気に変わることになりました。
「ツインレイとは?」という状態のまま、コミュニティのトップが「ツインレイは大恋愛の相手、究極の魂の学びの相手です」と言ったことで、その場がざわつき、私自身も「意味が分からない」と困惑しました。
パートナーに「ツインレイって知ってる?」と聞いた気もします。そこからツインレイについて調べたり、YouTubeを探して情報を集めようと必死になりました。
ツインレイと言われても全く実感が沸かないところか、パートナーはただの同期。何かしなきゃいけないのか、どうにかならなきゃいけないのか、分からないことばかりで、snsからの情報を鵜呑みにしてはマインドブロックを感じる日常が始まりました。
今世こそは「ツインレイと大恋愛?」
当時はまだ今のようにツインレイに関する情報がありませんでした。少ない情報の中で、多くはやはり恋愛の話をしている、でも私の中は「既婚者なのに」「20歳も年の差がある」などのブロックでガッチリ固まっていたので、巷の情報を知るほどに、私の中には「ツインレイは恋愛をするものだ、でも私はそれが叶わない」などという思い込みも生まれ、新たに潜在意識に取り入れることになりました。
ツインレイと知ってから2ヶ月経った頃、生まれて初めての恋愛感情が全てを占めるようになっていて、しかし、私は既婚者でパートナーは独身で年齢差もある。
そして公の場で知られた事で、コミュニティ内での視線も感じる、まるで公開処刑の場にさらされている感覚がありました。
その環境の中でも業務を果たさないといけない、など、これらの感情をどう処理していいか分からなくなったとき、パートナーから「〇〇さんのことは好きな感情はないけど、魂で愛してるのが分かりませんか?」と言われました。その言葉に衝撃を受け、絶望の中でその後の数か月を過ごすことになりました。
コミュニティのトップからとsnsから新しく潜在意識に入った概念「ツインレイは大恋愛する」が壊れた瞬間でした。
今世こそは「・・・」

ツインレイという存在に出会ったことで、明らかに人生が変わりました。しかし、その過程は決して甘くはありません。感情を処理しきれず、「今世を終わりにしようか」とさえ考えたこともありました。
2020年2月のある朝目が覚めて1分くらい経ったとき、全ての感情がなくなっていることに気づきました。「なんの感情もない」という状態がどういうことか、想像できますか?
感情を失って初めて、その存在の大きさに気づいたのです。人は感情なしでは生きられません。感情を何も感じなければ、疑問を抱くことさえなくなります。
私たちは人の表情から喜怒哀楽を感じ取ります。しかし、もしそれが分からなければ、「口が開いて声が出ている」という単なる事実しか認識できなくなるのです。顔のパーツが動いているのを見ても、それが笑顔なのか怒りなのか分からない。言葉の意味は理解できても、「楽しい」「悲しい」「怒る」といった感情の本質がまるで分からず、それを探ろうとする気持ちすら湧きません。
自分の顔を鏡で見ても、「これが私の顔か」のみで何も思いません。笑顔を作ろうとしても出来ません。感情がないので、表情が動かないのですね。
分かったことは、「感情がなくなった」という事実と、パートナーへの感情も消えていたことでした。感情がなくなることは、全てに対して無関心になること。3日目くらいに、「生きた屍」という言葉が頭をよぎりました。確か、「このままでは地球では生きていけない」という言葉も浮かんできた記憶があります。
1週間が経つ頃、感情は徐々に戻りました。しかし、手放したくて願ったはずのパートナーへの感情が、まるで罰のように100倍返しでぶり返したのです。そこから、まさに地獄の半年が始まりました。
なぜ感情が急になくなったのか、今は分かります。「願ったから叶えてくれた」のです。「恋愛しないと言われた」と捉えた私は、この辛い感情を無くしてほしい、と宇宙に強く何度も願っていたのです。自分ではまだブロックを外せなかったので、願うしかなかったのです。そうしたら叶ってしまったのです。
もう1つ、感情の大切さを知るためだと思います。一度全ての感情を失ったからこそ分かる、繊細な感情の先に何があるのかが見えるようになりました。あの体験は宇宙からのギフトだと捉えています。
ちなみに、私がツインレイと出会ってから今までで一番辛かった時期を挙げるとするならば、感情を失う直前辺りでした。ブロックを外すことも出来ず、公の場、居酒屋などでの飲み会で、人目もはばからず号泣していた頃です。
辛さといっても色々ありますが、この時のこの類の辛さは、生きてきた中でも上位に食い込む辛さでした。
今世こそは「幸せになれ」
生きることが辛い。けれど、現実を考えれば自ら命を絶つこともできない。そんな状態の中で、私はただパートナーへの思いから生じるマインドブロックを外すことに専念しました。もしやらなければ、私はこの世にいなかったかもしれません。
過去生が映像として見えるようになり、それを見ていくうちに、「なぜこんな思いをしなければならないのか」「いつまで続くのか」といった疑問が少しずつ解けていきました。そして、その頃から宇宙は離婚に向けて動き始めていたのです。
離婚したいという思いが湧き始め、そこから1年半、元主人から感じるマインドブロックを外し続けました。そして、「離婚すると言いなさい」というような宇宙からのメッセージを受け取り、離婚に至る経緯はもちろん色々ありましたが、円満な形で離婚に至りました。
2021年夏、離婚届を提出し、17年ぶりに1人暮らしが始まりました。元主人とはツインフレームの関係でした。彼は私の幸せを魂で願い、「どんな私であっても愛している」と離婚直後に伝えてくれました。私はその言葉を聞きながらも、「結婚からやっと解放された」と思う一方で、「彼を不幸にしてしまうのではないか」という罪悪感に押しつぶされそうになりました。
離婚して半年が経ったクリスマスの日、元主人からLINEが届きました。その内容を読んだとき、私が思い込もうとしていた元主人への罪悪感や自己犠牲のマインドが崩れました。マインドブロックが全身から湧き出し、LINEの内容が元主人からの愛だと気づいたのです。毎日彼のメッセージを読みながら自分と向き合い、1か月後には本当の意味での感謝が湧いていました。
「私はこんなすごい人と結婚していたんだ」
彼がどんな時も広い心で支えてくれていたこと、彼が見せてくれた姿が全ては愛に繋がっていたことに気がつき、涙が止まりませんでした。今世が終わっても、彼への感謝が絶えることはないでしょう。
「今世こそは幸せになれ」元主人からの魂からのメッセージを受け取りました。
今世こそは「自分軸で」

離婚の1か月後、冥王星が山羊座から水瓶座に移行する直前のタイミングの2021年9月、宇宙は私を動かしました。それは、コロナ発症という形で訪れました。生死を彷徨った経験の中で、「今世もどこかで望んでいた死が叶わなかった」と感じた私は、宇宙には逆らえないと悟りました。
独立を決める流れをコミュニティから感じたことにより、独立を決意しました。潜在意識を知ることになったコミュニティのトップには感謝が今でも絶えません。ツインフレームの関係性であり、ツインレイと引き合わせ、私のブロックを引き出しまくってくれたトップへ感謝の気持ちしかなくなった時、自然と涙が溢れ出て1時間泣き続けました。
そして独立する流れになりました。
その頃にはツインレイと会わなくなってから1年半が経っていました。私は追いかける側になり、魂の片割れをどこかで求め続けていました。しかし、追いかけているうちは相手は逃げる、その法則が分かっていたので、パートナーへの思いを断ち切るために、パートナーに関する全てを目の前から排除し、LINEのIDも削除しました。現実としてもう終わった関係を引きずることに耐えられなかったからです。
独立した2022年2月、今世こそは自分軸で生きていく、と覚悟を決めました。
今世こそは「生きる」
2023年1月と2024年6月、宇宙のサインに導かれ、逆らわずに引っ越しをしました。「箱根に引っ越し」というメッセージを受け取った翌日、今の部屋の契約をしました。離婚したときも箱根に来た時も、それぞれ守り神である猫も一緒に住める部屋をちゃんと宇宙は与えてくれました。
住む場所や環境は、その時の潜在意識の状態が映し出されていると感じています。
現在は箱根に住み、目の前には空と自然が広がり、近くには神社や温泉、町と呼んでいる八百屋さん、パン屋さん、美容室があります。メッセージを受け取りたい時にはコーヒーを飲みながらくつろげる早川があります。
そこで感じた「今世こそは」、それは「生きる」ということでした。今までは、生きることに理由を付けていたことにも気づきました。生きることを許されなかった過去生が何度もあることや、自己犠牲や自分を責める癖が強いのも過去生からの影響が強く出ているのも今世の特徴。
ツインレイの存在があったからこそ、今の私がいます。
一切会わず、連絡も取らなくなった時間の方が何倍にもなっていますが、時折訪れるマインドブロックの波が、私を成長させてくれます。その度に感謝の気持ちが湧きます。
ツインレイとは、唯一無二の存在。今世、「ツインレイとどうこう」という以前に、「生きること」を諦めていた自分に気づきました。そこに気づかせてくれたのも、目の前にはいないツインレイ。ツインレイは見えないエネルギーによって支え合っていることは間違いありません。
箱根で使命を果たしながら、2025年を迎えています。
みんなそれぞれの「今世こそは」

「今世こそは」の後に続く言葉は、人それぞれ違うでしょう。
ツインレイに出会っている人であれば、エゴが強いうちは私も体験した「ツインレイと大恋愛」などの願望が出てくるかもしれません。しかし、ツインレイに関して言えば、まず「ツインレイと」という概念を忘れるほど、執着を手放すことが求められます。
私自身、出会ってから5年半経ってもなお学びの途中で、忘れた頃に波のように感情が押し寄せることがあります。それでも、誰かに言われて「執着を外さなければならない」と焦るのではなく、自分軸で宇宙の流れに任せることが大切です。
自分が「変わりたい」と思ったときに、宇宙は愛をもって背中を押してくれます。
みなさんにとっての「今世こそは」、は何でしょうか?

