今日は2025年11月20日。
15：47頃、蠍座で新月を迎えます。
これからの未来、想像もできない自分に変化していくために、大きな変化のサインだな、と思う新月となりそうです。
蠍座から射手座に移動する直前で起こる新月なので、今、「抜け出したいのに抜け出せない」という状況の方が多いかもしれません。
蠍座29度のサビアンシンボル「酋長に自分の子供たちの命ごいをするインディアンの女性」は、限界の中で“どうしても守りたいもの”“譲れない感情”にしがみついてしまう状態を象徴します。
すでに状況は動かない、関係性は終わりかけている。
それでも情の深さや一途さゆえに、最後の可能性にすがりついてしまう──そんな切実さと痛みがこの度数には込められています。
これは弱さではなく、蠍座が持つ「愛の深さ」と「絆への忠誠心」が極まった姿です。
だからこそ、自分でも驚くほど簡単には手放せないのです。
今回の蠍座新月は、まさにその深層の執着があぶり出されるタイミングです。
終わったと頭では理解しているのに、感情がついてこない。
離れた方がいいのに、心が勝手に戻ろうとする。
そんな“自分でも止められない引力”を今まさに感じている人は少なくないはずです。
それはあなたが弱いからではありません。
蠍座はもともと「切るべきものを切れない」ほど愛が深いサイン。
ただ、同時に水星は逆行中。心や記憶が過去へと引き戻され、終わったはずの感情や縁、未完了の想いがフラッシュバックのように蘇ります。
「本当にあれで良かったのか？」
「まだ出来ることがあったんじゃないか？」
「新しい未来、自分を選んではダメかもしれない」
「自分が変わると周りに迷惑をかける」
そんな迷いが揺さぶりのようにやってくるのは自然な流れです。
人は、「現状に安心を感じる」いきものです。
変化しない方が安全、とも言えます。
だから、無意識に、「生きるためには変わらない方が安全」という、細胞レベルに刷り込まれているマインドを自分で変えるのはとても難しいことです。
さらに今、天王星は牡牛座にいます。
固定宮同士である蠍座と牡牛座の緊張がピークを迎え、動かないと思っていた部分に“強制的な変化”が入りやすくなっています。
執着していたもの、握りしめていたものが、思いがけない形で崩れたり、逆に真実だけが残ったり。
天王星のエネルギーは「ショックを伴う解放」。
蠍座のエネルギーは「失って初めて分かる本音」。
この二つが重なる今回の新月は、あなたの“本心のコア”をあらわにします。
だからもし今、
「終わっているのに切れない」
「どうしても離れられない」
「もう限界なのに諦めきれない」
と感じているなら、罪悪感を持つ必要はありません。
それはあなたが自分の心の深部に触れている証拠です。
この新月で大切なのは、心の奥で握りしめているものを静かに手放すことを決めること。
――私は何を守りたくて、ここにしがみついているのか？
――これは本当に「相手への執着」なのか、それとも「自分自身の満たされなかった痛み」なのか？
それが分かったとき、天王星が“新しい安全地帯”へと押し出してくれます。
今の苦しさは、あなたを壊すためのものではなく、次のステージに運ぶための最終的な脱皮です。
今回の新月のメッセージは、「決別」と言い切れると思います。
なにと、誰と、今までの自分と、かもしれません。
どうしても手放せないこと、人、物があるなら、この新月で決めて離す、そして射手座の持つ性質の方に飛び出すタイミングです。
思い切って飛び出したら、宇宙が追い風を吹かせますので、風に乗ってお任せして良いと思います。
今回、25日中までの5日間限定で、セッション＆講座のご相談を受け付けさせていただきます。
自分ではどうにもならない、このモヤモヤや、同じことを繰り返したくない、と思う方がいらっしゃれば、このタイミングで「今まで当たり前だった状態から抜け出して」、という宇宙からのメッセージと受け取られると良いと思います。
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