先日、講座を受講していただいている女性と魂の繋がりが深いツインフレームである関係の男性の「サイレント期間」が明けた瞬間を目の当りにしました。サイレントに入るまで、サイレントを選択し、学びを越えてサイレント明けを決めた瞬間に立ち会わせていただきました。
あまりに神秘的な宇宙の采配を見せてくれたことに言葉が出ないような魂からの喜びを感じ、この波動を伝えたいと思いご紹介させていただきます。
男性性の思いや言葉は、魂のつながりが深いペアが学びを歩む中で、多くの気づきをもたらしてくれるものだと思います。男性性の思いが分からない、という方には気づきの多い記事になるはずです。
私自身もツインレイとのサイレント期間の学びを進めています。受講生さんたちがマインドブロックを外しながら自分軸を立てられ、自分の魂に沿った道にどんどん進んでいかれる姿に喜びを感じています。そして今回の記事の出来事は私にとっても本当に大きな気づきからの学びをいただきました。
※「サイレント期間」の定義は「会わない期間が終わる」「エネルギーが統合するまで」など色々ありますが、ここでのサイレント期間の定義は、「別れた後から再会するまでの期間」とします。
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背景
・50代女性(Aさん)(ランナー)
・ツインレイのご主人が2年前に他界
・あるプロジェクトでツインフレームの男性(チェイサー)と出会う
・ツインフレームの男性とお付き合いが始まる
・1か月後、友人に相談した結果、反対され、Aさんが別れを決断
ここまでが1か月前までの流れです。
ご主人への思いが断ち切れないうちに講座を受講され、自分でたくさんのブロックを外せるようになり、前を向いて歩いていく希望を見つけられたのがツインフレームの男性と出会ったプロジェクトでした。
ツインレイとの関係とツインフレームとの出会い
ご主人との関係は、Aさんが男性性が強く、ご主人が女性性が強いツインレイペアでした。
ご主人が亡くなられた後も性エネルギーの交流が起こり、「ツインレイ統合は、死後もなお進行する」ことが証明される形となりました。
ツインレイのご主人との別れから立ち直れない時期を越えられ、自分の使命にも気付き始めた頃、元々神様やスピリチュアルに興味があり、知識と能力を活かしながらも講座内でのセッションや勉強会を通じて自分軸をさらに立てていく学びをされていました。
ツインフレームの男性との関係性も、Aさんが男性性を担っていました。
ご主人への罪悪感を感じながら恋愛モードに突入すると、彼しか目に入らなくなり、お付き合いが始まってからの1か月は、「何年分もの濃厚な時間を過ごした感覚だった」、と表現されました。
サイレント期間の始まりを決意した男性性側の思い
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お付き合いが始まると、ツインフレームという関係であることを理解していたため、相手の考えが手に取るように分かるようになったそうです。相手の感情だけでなく、「彼が魂の本来の道を進んでいない」ということも感じ取っていたと言います。
Aさんは、「あなたの魂は本当は何を望んでいるの?」と彼の魂に問いかけ続けていました。
そして、「彼は本当にやりたいことができていない」「私自身も、まだ自立して収入を得られていない」などいくつかの気づきから、お互いに成長するためには、一度離れる必要があると感じたのです。
「今はタイミングではなかったね。これからは会わなくなるけれど、本当に縁があるのなら、また会える」と彼に伝え、Aさんから別れを告げました。
別れを決める前、お子さんの受験を控えていたこともあり、ある日友人に相談したそうです。2人の友人からは「その関係はおかしい、やめた方が良い」と反対され、Aさんも「そう言われたらそうなのかな」と思うようになり、それがサイレントへの背中を押したきっかけにもなりました。
プロジェクトからはAさんが離れることになり、プロジェクトが大好きなAさんとしては、心穏やかではなかったと思います。
彼と出会ってからは数年経っていますが、お付き合いが始まってから1か月でサイレントが訪れました。
サイレント前後の男性性の試練
男性性側は、サイレントに入る前後に「現実的に向き合わなければならない試練」に直面します。
Aさんの場合は、
・お父様の体調不良と入院
・弟家族との関係の問題
・お子さんの受験
といった、家族に関する大きな出来事が立て続けに起こりました。
Aさんは悩みながらも、ブロックを外し続けました。特に、お父様の体調不良により、それまではうまくいっていたと思っていた弟家族との問題が浮かび、家族関係についてのしがらみが露呈されることになったそうです。毎日出続けるブロックを外し、家族に向き合う日々がしばらく続きましたが、徐々にお父様の体調が回復し、施設への入所を検討する必要もなくなるなど、状況が好転していったのです。
そして、受験を終えた子供さんも合格され、試練と感じていた現実的に向き合っていた問題がスルスルと解かれました。
試練ともいえる学びをしている中で、お付き合いしていた間の彼に対しての強い思いとエネルギーがあったからこそ、試練にも向き合えた、と感じていたそうです。
サイレント明け当日
2か月ぶりの勉強会の初めに、別れた彼への思いは「本当は会いたい」のですが、友人からの反対が頭をよぎり、自分の思いにブレーキがかかっていることを明かしました。友人2人もスピリチュアルな能力があるので、言われた事に対して「きっとそれが正しいんだ」と、友人からの言葉を信じ込もうと自分の本心に蓋をしていた状態でした。
話の途中で、私はAさんのツインフレームの男性と繋がり、「待ってる」と聞こえてきたので、「これから始まる」ということも分かっていました。そして同時に、亡くなったご主人も来られ「この人にバトンタッチしてるからよろしく」など、私を挟んで二人のやり取りが行われていたのです。
実はツインフレームの男性にもツインレイのパートナーがいらっしゃいましたが、その方も亡くなられていました。
勉強会の途中で、「最近LINEの通知が表示されないことが気になる、その意味を知りたい」と言っていましたが、この後その意味を知ることになります。
サイレント明け決断の瞬間
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私には、ツインフレームの男性と次の魂の学びが待っていることが見えていたので、「プロジェクトの件でどうしようかな…と思っていることがある」と相談された時、
「家も分かるんだし、彼に直接会いに行ったら?」と伝えました。
Aさんは「無理無理!!怖い!!」と全力で拒否。
なぜ怖いのかを聞くと、「自分から会わないって決めてLINEもしないって決めたのに」という少しのプライドがあること、「いまさらどうなの」とか、「行っても受け入れてくれないかもしれない」など、その時思った言葉を吐き出しました。そこで私が、
「LINEの通知が表示されないのは、会いに行けというサインだと思いますよ」と伝えると、Aさんは
「そういうことか!」と気づき、
「でも迎えに来てほしい!!」と号泣しました。
感情の浄化が一気に起こり、泣ききったAさんはスッキリとした表情になり、「もう行けます!」と笑顔に変わりました。
男性性は決めたら行動がやはり早い!
なんとその日の夜、連絡をせずに直接会いに行かれました!
そして帰ってきた夜遅くに「本当にありがとうございました」と喜びのご報告をいただきました。
1か月でサイレントが明けた瞬間でした。
女性性と男性性の自己統合
Aさんは肉体は女性ですが男性性を担っている、ツインフレームの彼と亡くなられたご主人は女性性側を担っています。
とはいえ、人は皆、
望む(女性性)
達成する(男性性)
という両方のエネルギーを持ち、それらをバランスよく活かすことで自己統合が進みます。
それぞれにある両性のエネルギーをどう使っていくのか、どちらが強いか、などはそれぞれのペアによって違いますが、Aさんの場合は行動力に長けていること、ご主人との関係性を見ていくと男性性を担う役割のようでした。
ツインレイやツインフレームの関係性の中で、自らのエネルギーのバランスを理解し、調和を取ることが、統合への大きなステップとなるのです。
肉体的には男性と女性に分かれていますが、それぞれの中に「男性性」と「女性性」があり、私たちは普段の生活の中で女性性と男性性のエネルギーを無意識に使っています。自分で何かを成し遂げなければならない状況になった時、男性性の力を発揮して一つの結果を生み出します。これが出来た時に女性性が喜びます。
例えば、どこかに行く時いつも誰かに案内してもらっていた人が、1人で行かなければならなくなった時にも男性性を発揮しています。女性性が、「〇〇に行かなきゃいけない」という思い(望み)から、「じゃあどうやって行こう?」と考えて行動に移していくのが男性性の力です。
このように小さいことを繰り返し、自分軸を立てていくのが自己統合とも言えます。どちらも伸ばしていく必要がありますが、いづれ男性性女性性のバランスが取れていくので、男性性女性性、というくくりもなくなっていくと思っています。目に見えないエネルギーって面白い、と感じます。
サイレント期間(宇宙の采配)開始前後の学び
男性性の学び
男性性側は、お付き合いなどの関係が始まる(エネルギーが繋がると)と女性性側に生じる独占欲・優越感・嫉妬などの依存的な感情を感じ取ると、距離を置く流れに入ることが多いです。これは感情の問題だけではなく、魂レベルで「手放しのタイミング」を無意識に感じ取ります。きっかけが何であれ、「宇宙の采配」ともいえる出来事が起こり、仕事や家庭、経済的な課題など具体的な現実の問題に取り組むことで魂を磨くために、サイレント期間が始まる流れとなります。
また、パートナーの愛の大きさ、深さに気づき、そこに恐れを感じて離れる選択をする人もいるでしょう。
女性性の学び
サイレント期間に入ると、特に女性性側は強い苦しみを感じることが多いです。愛する人が突然目の前からいなくなることで、依存や執着を手放し、「他人軸」から「自分軸」へとシフトする学びが始まります。
この時期、女性性側は「なぜ離れたのか」「なぜ自分は愛されないのか」と悩み、自分では癒しきれない悲しみや絶望を繰り返します。しかし、それらを乗り越えることで、魂の成長が進みます。
女性性側であれば、依存、執着がどこから来ているのか、男性性から見せられる感情からそれらを浄化する学びから始まることが多いです。嫉妬や妬みを強く持っている女性性であれば、パートナーに他のパートナーがいる、などから嫉妬などの感情を見せられる人が少なくありません。
サイレント期間の段階
サイレント期間にはいくつかの段階があると言われています。簡単にまとめると、下記になるかな、と思っています。
・別れの時期:魂の学びのために、一度お互いの道を歩む
・自己成長の期間:新たな出会いや別れ、自己実現を目指すための体験から魂を磨く
・再会の準備期間:自分自身と向き合い、本当の気持ちに正直になる
これらの期間はペアによって異なります。これまでに女性性側のご相談を受ける中で、多くの方がセッションや講座を受けるのは、特に「別れの時期」から「自己成長の期間」にかけての段階です。
「この苦しみをどうしたらいいのか分からない」と感じているうちに、これも宇宙の采配により引き寄せが起こり、みなさんの波動を上げるタイミングでご縁が繋がりました。
サイレント明け、再会の瞬間と気持ちの変化
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Aさんが彼に会いに行った翌日、またご報告をいただきました。
Aさんはアポなしで彼の元に向かったのですが、その時彼は、約束していた予定がキャンセルになり、友人を誘って予定を立てようと思ったけれど断られ、仕方なく家にいたのだそうです。Aさんの突然の訪問で男性は驚かれましたが、中に入れてくれ、抱きしめてくれたそうです。
再会を果たした後、Aさんに感覚の変化があったことに気づいたそうです。それは、以前は時間があれば常に彼の事を考えていたのが、「会わない時間は自分と向き合い、やりたいことをやろう!」と思えるようになっているということでした。
サイレント中、Aさんは学びを越え、波動が上がり、見える世界が変わったのだと思います。サイレント開始前の「会いたい、会いたい」という「恋」から、穏やかで温かな「愛」に変わった、というイメージが浮かびました。
そして印象に残ったのは、Aさんが彼に、「会えなかった時に同じ空を見てるって思って、やって来たんだ」と伝えると、彼からは「同じ月を見ていると思ってた」と返信があり、陰陽を感じた、ということでした。
男性性から別れを告げ、男性性から会いに行くことになったわけですが、今回は男性性側の心理や状況を正直に伺ってメッセージを伝えた結果、全てのタイミングが揃って、再会の風が吹いたのですね。彼がその時家にいることになったのも、「再会が決められていた」としか言いようがありません。
Aさんは講座を受講し、自ら積極的にマインドブロックを外しながら、自分の本当の気持ちに正直になっていきました。そのプロセスは、最短最速でした。そして、タイミングが訪れた2か月ぶりの勉強会。当日、私が背中を押したことでサイレントが明けましたが、全てが完璧な流れの中で動いていたのです。
宇宙が起こすサイレントの奇跡
今回のAさんを通じて、宇宙の采配に驚き、サイレントが明ける前の男性性のサイレント中の学びを終えた瞬間を見せて頂けた事にただただ感動と感謝が湧きました。
サイレントが明ける時には協力者が現れる、と言われますが、今回正に私が協力者になっていたのか~、とあとで気づきました。サイレントに入るきっかけの一つになった友人の言葉も、宇宙の采配によってのメッセージだったわけです。宇宙は全て最善のタイミングで誰かを動かし、最適な行動を起こさせます。大抵は後になってから気づくので、それもまた面白い、と感じます。
お互いの学びを越えて再会が訪れる瞬間は、言葉にすると簡単ですが、「自分の本当の気持ちに気づいた時」だと感じます。そして、理由なく、条件なく、ただ純粋に「会いたい」思いが男性性を突き動かすのではないでしょうか。
その頃には女性性も同じように、全てを受け入れられる器を用意できていることでしょう。この出来事を通して、魂の繋がりが持つ深い意味を改めて実感しました。サイレントが明けて再会がもたらす変化や、貴重な学びの時間であるサイレント期間の意味を理解することで、多くの方が自らの魂の学びを進めていけるよう願っています。
今回のAさんのパターンが全てのペアに当てはまるわけではなく、ペアによってそれぞれの学びの道がありますので、比較することなく、自分に目を向けて今を楽しむことを意識出来ていたら、サイレントも明けていく準備が徐々に整っていく流れに入るのではないでしょうか。
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