なかなか辿り着けない千条(ちすじ)の滝 in 箱根

滝が好きな私は、移住して間もない5日目に、千条の滝に向かいました。Googleマップを頼りに向かったのですが、行も帰りも迷ってしまいました(笑)
なんとか滝に辿り着いた時には、迷っている時のぐるぐるした感情もどこかへ吹っ飛ぶほどの心地よさを感じました。その道中をご紹介します。

目次

箱根登山鉄道で小涌谷駅へ

行き方はバスと登山鉄道がありますが、行きは箱根湯本から小涌谷まで箱根登山鉄道に乗りました。午前中はバスも箱根登山鉄道もまあまあ観光客で混んでいます。
宮ノ下ではスイッチバックもあったりで、バスの方が所要時間は短いのですが、今回は電車で。
ちなみにバスと箱根登山鉄道では、料金はバスの方が安いです。長距離になればその差は300円~500円くらい違ってきます。

↓小涌谷駅

↓箱根駅伝ファンならだれでも知っている、小涌園前の踏切です。大昔からここでは名シーンが生まれていますね。

小涌谷駅から千条の滝へ

ここから歩いて20分くらいと経路には載っているので、わき目も振らずひたすら千条の滝通りの坂道を登ります。

突き当りを右に上がり、上の写真の少し先にある1号線に出たのですが、Googleではここが「千条の滝」ゴールとなっていて・・・どう見ても違う!
とりあえず1号線の坂を上り坂方面に少し歩いてみたけど、下に降りるような道もなく、「蓬莱園」というバス停に中国人らしき観光客がいたので「この滝知ってる?」と聞くと「知らない」と・・・
んー、さっきの道を戻るか。
と、坂道を下って少し行くと、右に入る道があったのでとりあえず歩いてみる。合ってるか分からないけど道路だし、足が向くのできっと合ってるんだろう、と進むと、

はっ!
あった!合ってた!
ここを進めば滝に着く、とほっとしながら山を下ります。

ほぼ山道を下り続けます。かなり段差の激しいところもあったので、サンダルなどでは危険かもしれません。

数分山を下ると、開けた道に出ました。ここを道なりに進むと、右手に勢いのある湧き水からの小川というのか、やはり心地いい水場が。

すごい勢いで水が出ていて、水を触れる距離なので少し触ってみると、とてもなめらかでした。もちろん無臭で、手がしっとりします。良いですね!

千条(ちすじ)の滝に到着

圧巻の滝でした。
幅は多分15~20メートルくらいでしょうか、高さは数メートル、その上には山、本当に湧き水からの滝、という感じで、鳥の声か水の音しかしない、優しい場所です。

晴天ということではなかったのですが、道中は湿度も高く、汗が止まらない状態でしたが、ここは湿度を感じず汗がスーッと引いていきます。不思議です。

明治時代に整備されたというこの滝に、たくさんの人たちが癒されたのが分かります。
石で出来たテーブルとベンチもあり、滝を眺めながら浄化されました。この辺りはなんというか、妖精がいるような感覚がありました。水がとても澄んでいて、滝自身がこの辺りを守っているような感覚を受けました。

月曜の午前中~お昼にかけての時間帯でしたが、観光客は日本人と外国人半々くらいで、私が滞在していた20分くらいの間に10人ほど立ち寄っていました。

浅間(せんげん)山に行こう!

ハイキングコースになっていて、ここからいくつかのルートが通っているのが分かり、どこかのルートに挑戦してみようと思いつきまして。
浅間山まで30分なら行ける、と思い、千条の滝から短い橋を渡って山道にを歩き始めました。
なかなかの山でした(笑)

山道に入って10分も歩いていない頃かな、急に足が止まりまして。
ん?と思っていると、「今日は違う」とメッセージを受け取りました。違うんだ~、と思った瞬間、今日は朝起きてから何も食べておらず、急に空腹を感じました。
ちょっと後ろ髪引かれましたが、浅間山は次回何かの時ね、と引き返しました。
確かに、空腹過ぎていたので、方向音痴な私のことなので、もしかするとこの先また迷うことがあるかもしれず、30分となっているけど迷ったらどのくらいかかるか分からないし、最悪遭難・・・ということも考えると、30分でも登山をナメちゃいけないと思いました。

登る時はいなかったと思われるトカゲさん。15センチくらいかな?爬虫類はどちらかというと苦手ですが、この子はかわいかったです。
「通らせてもらいますね」とご挨拶して千条の滝に戻りました。

小涌谷駅への帰り道も迷子に

滝を通り過ぎ、降りてきた山道を今度は登るんだな、と思ってその道を探したのですが、なぜか見つからず・・・私どこから来たの?になっていました(笑)普段ぼーっとしているので、考えることが苦手で記憶も曖昧なので、とりあえず道があるからまっすぐ行くか、と、広い道をまっすぐ歩いてみました。
すると、この看板が。↓

熊、そりゃいるか、と思うような場所ではあります。
人間が先か熊が先か、といえば熊が先、でしょうねぇ。私たち人間が自然に足を踏み入れさせてもらっている、と思っているので、動物や虫などに対して怖いというのはありませんが、万が一出会ったとしても冷静に対話してみたいです。
というか、この道はどこに行くんだろう??と少しずつ前進していくと、急にコンクリートで舗装された道に出ました!
まだここがどこなのか分からない状態で進んでみると、え!?なんか見覚えのある道路だ(笑)

出た場所は、千条の滝通りでした。
そしてこの看板は千条の滝通りに建っていました。小涌谷駅から登って1号線まで出てしまったのですが、そのだいぶ手前にありました。
なぜ見逃したのか・・・私は小涌谷駅から坂道を登りましたが、下からだと見えなかったのです。この看板は、坂を下りてくるなら見える、という位置にありました。
googleを頼りすぎたのと、坂道が急すぎて周りに意識が向いていなかったことから完全に見落としていました。
行きは晴天だったため汗だくになって急な山道を下ってやっと千条の滝に着きましたが、ここから左に入れば平坦な道をフツーに歩けば10分で着いた、ということですね。
次に行く時はそんなに汗をかかずに行けるはずです(笑)

行きと帰りは違う道から最終的に小涌谷駅に到着しました。帰りはバスに乗りましたが、きっとあるあるなんだろうな、と思うことがあったので、また別の記事で。

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