Vol.5 ツインレイと既読スルー・未読スルー

ツインレイのお相手とのコミュニケーションは、会話ではなくほとんどLINEのチャットでした。

実際に会うのは月に数回、コミュニティの行事のときくらい。
通話をしたことは、本当に少なかったです。どこかに行った時に現地で連絡を取ったくらいだったような。

私は、突然あふれてきた、感じたことのない恋愛感情をどう扱えばいいのか分からず、「言いたいことを言ってはいけない」と思い込んでいました。
だからLINEでは、あくまでお相手を「同期」という立場を意識してやり取りをしていたと思います。

最初のうちは楽しくやり取りが続いて返信も早かったのですが…。
出会って8か月くらい経った時かな、私が自分のブロックを外して、恋愛感情からくる苦しい思いから少しずつ解放されていくのが分かってきた頃、お相手からの返信は遅くなっていきました。

そして、「話すことがなくなってきたかも」という感覚が出てきて、でもそれでもつながっていたくて、LINEを続けていたんですよね。
私はコミュニティに深く関わっていたし、お相手は個人のビジネスに集中していたので、共通の話題がないというか・・・。
共通点が少しずつ薄れていくような感覚から、距離が開いてきた、というのもあるし、「終わりに近づいてる」ということを感じていたような気がします。

それでもツインレイ、お相手への思いが波のように湧いてきます。

「私のことは後回し」
「優先順位が低い」

という思いの原因になっているブロックがなかなか外せず、ひねくれたままの状態でLINEをすることにためらいを感じるようになっていきました。
「用がないからLINE来ないんでしょ」
「だったら私ももうしない!」
みたいな・・・(笑)

それでも何かしら理由を作って送りたくなったときには、返信は数日空くことが増え、既読スルーも目立つようになりました。
でも、業務連絡の時は、返信はすぐに来ます。
ということは、やっぱり私のことウザいと思ってるのね、という思い込みを落としどころにして、LINEの返信は「来ないことを当たり前にしよう」として自分を守っていました。

今振り返れば、その時のことは私にとって大きな学びだったと思います。
返信が来ない、待つこと、その間に考える色んな思いから本当にたくさんのブロックが出たので・・・。

「誰か他に好きな人がいるのかも」
「年齢差があるから無理なのかも」

そんな、今では意味のないような想像を、時間が空くと自然にしていました。
けれど一番強く出てきたのは、「独り占めしたい」という気持ちでした。

ツインレイだからこそオンリーワンで、お相手は自分だけを見ているはず、という思い込み。でもその裏には、潜在意識にあった「相手を束縛したい」という欲求があることに気づきました。
「ツインレイだからお互いだけを愛するのが当たり前」というような概念があったので、ありもしない想像から嫉妬にかられたり、色んなことを疑って考えて、プライベートも仕事も頭はぐちゃぐちゃ、という状態が何か月も続きました。

当時の私は既婚者だったのに…笑。

この「独り占めしたい」という感覚は、サイレントに入る前のツインレイにはよくある感覚だと思います。特に40代後半以降の世代には多い、手放していく必要がある学びなのかもしれません。

自分も相手も誰のものでもなく、魂が望んでいるのは「自由だからこそ一緒にいる」という体験なんだろうな、と今は思います。

既読スルーや返信の間隔が空いたこと、それは単なるすれ違いではなく、私の中にある思い込みやブロックを見せてくれる鏡でした。
そして今振り返ると、あの頃すでに「サイレント」という時間がやってくることを、どこかで予感していたような気がします。

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