風の時代に完全に移行してから半年が経ちました。徐々にお金や豊かさに対する思いが何年か前から変化している、という人も増えつつある気がしています。
今回は、お金や豊かさについて改めてお話してみようと思います。
お金は黙っていても入ってくる、という概念
私たちが心の底から「豊かさ」を感じるためには、まずその「豊かさ」がすでに存在していることを感じることが大切です。しかし、潜在意識の中にブロックがあると、その豊かさを素直に受け取る、感じることができません。
よく言われるお金に関する概念の中で、「必要な分は必ず入ってくる」というものがありますが、これを実感するためには、潜在意識がそれを許可している状態でなければなりません。
もし、過去に「お金は手に入らない」「豊かさは自分には無縁」「お金を得ることには罪悪感が伴う」などの無意識の領域に潜っている概念があると、それがマインドブロックとなって、せっかくの豊かさの流れを妨げてしまっています。
ブロックがあるとお金は入ってこない
マインドブロックとは、過去の経験や周囲の価値観が作り出した、自分で自分にブレーキをかけているような思い込みです。
例えば、過去にお金に関してのネガティブな体験があったり、「いつもお金がない」「お金は汚いもの」「豊かさは他人が得るもの」といった思いを無意識に感じていると、そのブロックがネガティブなエネルギーとなり、自然に起こっている循環の流れを止めています。
そのブロックを外すことが、豊かさを引き寄せる第一歩です。
自分にとって「豊かさとは何か？」を再定義し、心の中でその流れを感じ、受け入れることで、自然と必要なものが流れ込む状態が整うのです。
支払う時には感謝を乗せる
また、豊かさを受け取るためには、支払う時にも意識を向ける必要があります。
支払う時に「支払わなければならない」という義務感や「損をしている」「払いたくない」などと感じるのではなく、「このお金が循環することで豊かさがいづれやってくる」と心から感じて支払うことが大切です。
例えば、あなたが必要な商品やサービスを購入したいと思っていても、支払う金額が大きいと感じて購入を引き留めるような意識が働くことがあるかもしれません。そのとき、「このお金が、私にとって本当に価値のあるものに変わる」と捉え、支払うことに感謝することが重要です。この意識があれば、そのお金は決して「損失」ではなく、循環し、豊かさを引き寄せるための一部となります。
お金は愛のエネルギーであり、循環することが最も自然な状態です。
もし支払う時に心から気持ちよく「素晴らしい価値を提供してもらっている」と感じられるようになれば、そのお金はいづれ自分の元に何倍にもなってやってきます。
「支払うことに感謝する」という意識が、豊かさの循環をスムーズにします。
自己投資は「波動」を上げる最大の近道
特に「高いな」と感じる商品やサービスに出会ったときこそ、自分の内側と丁寧に向き合うチャンスです。
その瞬間、「本当に必要なのかな？」「もったいないかも」といった思考がよぎるのは自然なことです。けれど、もし心の深いところで“これは今の自分に必要だ”と直感でそう思ったなら、それはあなたの魂の声かもしれません。
自己投資には、単にスキルや知識を得る以上の意味があります。
「私はもっと成長していい」「幸せになっていい」という、自分に対する肯定と許可を与える行為なのです。支払う金額の高いと感じるか安いと感じるかは人によって価値観の違いがあると思いますが、「支払えた金額は少なくとも将来受け取れる金額の一部」です。なので、金額が大きいけれど支払う、と決めれば、将来受け取れる金額も、より大きな金額になる、ということです。
自己投資にお金を使うということは、エネルギーを未来の自分に先払いするようなもの。
確かに、現実的には一時的にお金が手元から減るという「現象」が起きますが、それに対して「感謝」の波動を持つことがとても大切です。
未来の感情を“先取り”することが鍵
たとえ今、少し不安があったとしても、自己投資した未来の自分がどんな感情を味わっているかをリアルにイメージすることで、あなたの波動は確実に上がっていきます。
「自己投資してよかった」
「私は変わった」
「今はとても満たされている」
そんな未来のあなたの感情を、今、先に感じてしまうのです。
エネルギーは共鳴し合うので、その波動が現実を引き寄せます。結果的に、その投資が数倍、数十倍となって戻ってくる流れが自然にできていきます。
自分が満たされると、満たされている波動が伝わり、自然と周りも満たされていく、という現象が起こります。
自分に投資するという選択が、巡り巡って他者への貢献にもなるからこそ、「これは自分のためだけじゃない」という視点も持つと、お金を使うときの感覚が変わってきます。
受け取るための心の準備
もちろん、豊かさを受け取ることも同じように大切です。受け取るときに無意識レベルで心で受け取ることを拒否していると、受け取ったものに対して感謝が足りなくなったり、素直に喜べなかったりします。
例えば、あなたが仕事で成功したとき、または大きな契約を受けたとき。もし「こんなに大きな金額をもらっていいのか？」という疑念が生じたら、受け取る流れが止まってしまうことがあります。
その場合、「このお金や成果を受け取ることが魂の喜びであり学びである」と心から認めて受け入れることが大切です。そして、手にしたものに対して感謝の気持ちを持ち、喜びを感じながら受け取ることが、次なる豊かさを引き寄せる力になります。
普段の生活で小さな感謝を感じることから始め、受け取る感覚を日常的に育てることが、豊かさの流れを加速させます。
「豊かさ」はすでにある
最も重要なのは、豊かさは外から与えられるものではなく、すでにあなたの中にあるということです。
その豊かさを引き寄せるには、まず自分が、「受け取る価値がある」と心から信じられることが大切です。
もし、今「豊かさを受け取る」ことに何か少しでも抵抗を感じたり遠慮したり、自分にはそんな価値はない、などと思っている、と心当たりがある人は、それらのマインドはほんの少しの行動で変わるものです。
自分の価値を認め、潜在意識でも顕在意識でも「私は受け取っても良い存在だ」と常に感じていられると、あとは自然とその流れに乗るだけです。
