ツインレイの関係において、サレンダーステージ(手放しのステージ)を迎えると、統合に向けたプロセスが静かに始まります。
これまでは「彼と一緒になりたい」「愛されたい」といった思いが中心にあったかもしれません。しかし、サレンダーステージでは、意識が相手から自分自身へと向き、深い執着を手放していく流れが訪れます。
女性性が執着を手放し、自分らしく在ることに集中し始めると、男性性側にも変化が生まれます。エネルギーのバランスが整うことで、男性性が安心できる状態が自然と作られていきます。
※なお、ここでは、ツインレイにおける「統合」とは、「物理的に一緒にいることを意味するものではなく、魂のレベルでエネルギー的に深くつながることを指すこと」とします。

執着を手放すステージ

「早く再会したい」「彼でなければ意味がない」といった強い想いは、執着として相手にも伝わります。ツインレイの関係は、一般的な恋愛とは異なります。手放すことでむしろ近づいてくる、という逆の動きが起きるのが特徴です。
すでに「つながっている」と感じている方も多いかもしれません。ただその中に、「こうして欲しい」「こうなりたい」といったエゴが混ざっている場合があります。また、そこに「特定の誰か」(ツインレイのパートナーであることが多いでしょう)と限定している場合、それも執着にあたります。
サレンダーステージでは、そうしたエゴや執着を静かに手放していく段階に入ります。
ランナーとチェイサーの関係性の変化
「ランナー、チェイサー」という言葉が象徴するように、どちらかが追い、どちらかが逃げる構図がある時期があります。しかし、チェイサーがその役割を手放したとき、ランナーもまたその役割を終えることになります。
私は初めは「チェイサー」として、とにかく追いかけることをやめる、お相手じゃなくても良い、など、自分に言い聞かせることから始まり、マインドブロックをただ外す日々を過ごしました。そのうち、だんだんお相手ではなく自分の生きる道に目が向いていることに気づき、執着が少しずつなくなっていることに気づきました。
追いかけることをやめれば、パートナーが逃げる必要もなくなる。執着を手放していくことは、自分自身に向き合うツインレイのサイレント期間で最もキツい段階とも言えるかもしれません。
ツインレイの関係では、執着や依存を手放し、波動を軽くしなければ、エネルギー的な統合は進みません。そのために、サイレント期間という時間が与えられているとも言えます。
サイレント期間で見直すこと

相手に対して、「本音を伝えられていたかどうか」、「嫌われたくないから、相手の望む答えを選んでいたのではないか」など、自分のコミュニケーションの在り方を振り返ることもこの期間には訪れます。
過去のパートナーの言葉をそのまま鵜呑みにして、思い込みで物事を見ていたことに気が付いていく段階です。どれだけ真実にフィルターをかけて物事、言葉を捉えていたかを気づかされるので、この時期は「今までの自分の概念」が剥がれ落ち、生まれ変わるような感覚がある人もいるでしょう。
サイレント期間は、ただ待つための時間ではありません。自分自身に深く向き合い、執着を手放すことで、安らぎを感じられるような空間が少しずつ整っていきます。
一方だけが成長するのではなく、自分が変われば相手も自然と変化していきます。特に、女性性が先に動いてエネルギー的に安心できる空間を作ることで、現実にも変化が起き始めます。現実が動かないときは、まだ手放しきれていない何かが残っている可能性があります。
潜在意識が変わるのが先、現実はその後変化していく流れになるため、現実が動き始めるのには時差があります。その長さは、宇宙によって「ちょうど良い」ベストなタイミングで決められているイメージです。それまでは、自分に目を向けることだけに注力する期間が続きます。
ツインレイの無条件の愛に気づくとき
本当の意味で執着を手放す瞬間には、最後のエゴが浮上することがあります。そのとき、「そのエゴに従って生きるのか、それとも無条件の愛に生きるのか」という選択が求められるイメージです。
ただ、多くの場合、自分の意思ではなく、流れとして無条件の愛を選ぶような状況へと導かれていくと思います。それが、ツインレイの関係における次のステージへの入口です。
無条件の愛とは、ただ「愛がある」という感覚です。「こうしてほしい」「こうなりたい」といった願望が消え、ただ「在る」という感覚が広がります。この時にはもう、「特定のパートナー」でなければ幸せではない、などの思いもなくなっていて、「最愛の人と」という思いに変わっている感覚と言いましょうか。

再会を超えて、それぞれの使命へ

「もうつながっている」と実感できたとき、再会を待つことへの執着も自然と薄れていきます。相手とエネルギー的につながったまま、それぞれの使命に向かって進む人も少なくありません。
歩む道は人それぞれですが、どのような状況であっても、「今世で魂が本当に望むこと」「自分の使命は何か」に気づき、行動を起こしていくと、あとは宇宙の流れに乗るだけになります。
再会するかしないか、再会があるならいつなのか、は人によって違いますのでこちらではお伝えしません。しかし、「どうしても再会したい」と思うならば、その思いをまず手放すことが再会への近道になるでしょう。
おわりに

サイレント期間や統合の過程は、一見すると相手との関係に焦点があるようでいて、実際には自分自身との深い対話と大きな変容のプロセスです。自分に向き合う、ただそれだけといっても良いでしょう。向き合うとはどういうことか、それは、自分の鏡であるパートナーを見て、感じて、全てを許せる、受け入れられるようになること、という表現も出来ます。その過程は長く苦しいものと感じる人もいるかもしれませんが、本来の自分になって輝くための、パートナーから与えられたギフトといづれ捉えられるようになるでしょう。
ありのままの自分で、「ただ在る」ことができるようになったとき、ツインレイの関係は新しい次元へと進んでいきます。
そして箱根の部屋を契約してちょうど1年経った今日、休止していたツインレイのサイレント期間中の方に向けたYouTubeの配信を約2年ぶりに再開する流れになったのも、深い手放しが起こり、無条件の愛の中には「安心」しかなかったと腑に落ちた後に、自然と受け取ったメッセージがきっかけでした。
この記事を読まれた方の中にも、今まさにご自身のプロセスを歩んでいる方がいらっしゃるかもしれません。
焦らず、ご自身のペースで、自分自身と向き合い続けてみてください。応援しています。
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