Youtube配信者へのコメントから考える、視聴者の優越感と恥ずかしさ

こちらの記事で、Youtube配信者への「〇〇した方が良いですよ」という、リスナーからの良かれと思ってと一見思えるアドバイスについて無意識領域の観点からリスナーの優越感がある、ということを書きました。
ただ、誰にでもある優越感なので、自分も誰かに「こうした方が良いのに」などと思ったことはあるはず。
今回は、同じリスナーの、「上品」という言葉から、無意識領域を深ぼっていこうと思います。

目次

〇〇の方が上品ですよ

2人組の芸人さんのYoutube動画の配信の初めに、こんなやり取りがありました。

配信中にペットボトルで水を飲んでた時に、それを見た視聴者さんからコメント来たんですよ~。
「配信中はコップに注いでストローで飲んだ方が良い」って。

「その方が上品ですよ」
ってのも書いてありましたよ。

その方が上品、という言葉ですが、コメントした人は、ペットボトルで水を飲むことは、上品ではない、と感じたわけですね。なのでコップに水を入れてストローで飲むのをリスナーに見せた方が上品と思って書いたコメント、ということになるかと思います。

上品という価値観

このリスナーは、上品じゃないと感じたと思われたようですが、上品というのはどういうことでしょうか?
ちなみに私は、ペットボトルで水を飲んでいる配信者に対しては何とも思っていませんでした。なので、こう思う人もいるんだな、と思い、無意識領域の観点を記事にしているのですが。
人によって価値観が違うということを見せるコメントになっています。
考えられることとして、「人目を気にする」という癖が見えると思います。

人目を気にする

人目を気にするというのはどういうことかというと、周囲の反応を気にするということです。無意識に誰かと比べている、というところもあるかもしれません。
周囲の反応と書きましたが、自分の行動や行為が、周りからどう見えているのか気になってしまっていることが無意識のところでうずいている、というイメージです。
例えば、周りの人から見て「下品だ」と思われたくない、とか、「あの人下品だ」と勝手に思考として生み出されているという現象が起こっていたりします。
これは、その人の基準となっている上品、下品の価値観によって周りを見たり、そう見られているのではないか?と無意識に感じていることになります。

なぜ人目を気にするのか

あの人下品、と思うケース

あの人下品だ、と思う時、無意識領域ではどういうことが起こっているのでしょう?
自分は上品だけどあの人は下品、と思う時、自分の方が上の立場にあり、対象者を下に見ている、のような上下で判断する優越感を感じている、ということが挙げられます。そして、もう1つ言えるのは、その奥には、「下品な人は恥ずかしい」と思っている場合があります。

周囲から下品、と思われたくないケース

下品だと思われたくない、ということは、あの人下品だ、と思うところから繋がっているのですが、「下品な人は恥ずかしい」という思いがある、ということが言えるかと思います。
そして、下品な人は恥ずかしい、と無意識領域に根付いているので、下品だ、とその人が思う行為を周りの誰かがすると、恥ずかしさを感じるため、それを見たくない、と無意識に信号を発して「そういうのやめて」とか、「あの人は下品」と優越感で恥ずかしさを消そうとしている、という流れです。

感情はエネルギーとして引き合っているので、人の目を気にするのがどうしてかというと、今回の例の場合は上から目線で見てしまっている優越感や恥ずかしさというマインドブロックを自分が感じたくないから、になります。

優越感を持ち続けると起こること

色んなパターンはあるのですが、目の前で起こっていることから何かを感じているということは、自分に何かを気づかせるためです。
なので、今回の「その方が上品ですよ」と書いた人は、ペットボトルで水を飲んでいる配信者に対して、「この人恥ずかしい」とか、「見た目的によろしくないですよ」のような上から目線がある、ということになります。
それが良い悪いとかではなく、誰にでもある魂の癖です。近くに、やたらと「〇〇した方が良いよ」とか「それ上品じゃないよね」などという人がいたら、ちょっとめんどくさいな、、、と思うのではないでしょうか?
そう言った、上から目線を持ち続けると何が起こるかというと、だんだんと人が離れていく、という現象が起こる場合がある、ということです。それに気づいて初めて「なんか最近おかしい」と気づいていくのかもしれません。

なぜ優位に立ちたいのか

少し深い話になりますが、今回の「上品」について、に限らず、優越感を人が感じるのはなぜか、というと、「下に見られたくない」が無意識領域に眠っているからですね。もし下に見られたとしたらどう感じるのか?
ケースによって違いますが、悔しい思いをしたり、怒りを感じたり、下に見てきた相手に対して憎しみを感じる人もいるかもしれません。
これらの感情が無意識領域にあるために、これらの感情を感じないように、上の立場に立てば良い、と自分を上に見せるような行動を取ったりします。
怒りや憎しみを感じないように、優越感、という感情で蓋をして、自分を優位に立たせる言葉を発する、とも言えます。

優位に立ちたいと思う根本原因

原因は人によって、マインドブロックによって違いますが、幼少期のインナーチャイルドだったり、過去生にあったりします。
覚えているところは幼少期の出来事になりますが、今回の例のような上品とか下品とかの教育を、人目を気にする親や学校から受けたことがあるかもしれないし、兄弟がいる場合は、親や誰かから兄弟と比較されて出来たインナーチャイルドが原因になっていることもあるでしょう。
そして、本当の根本の原因を探っていくと、過去生を辿って見つける場合もあります。

優越感、恥ずかしい思いを浄化した未来

根本を見ていくと、心の傷がたくさん出てきます。原因をクリアに浄化していくと、人を自分の価値基準で見ることなく、「この人はペットボトルで水を飲むんだな」としか思わなくなります。
楽しみたいと思って動画を見ているのですから、配信者のやっていることに対して、自分の基準に合わせて感情を伴う「こうした方が良い」とか、「こういうのはやめて」という不快な気持ちになるのはもったいないです。
否定するのではなく、俯瞰して見た上で、「もっとこうした方が良い」、という意見をコメントすれば、配信者もすんなり受け取り、配信者からの感謝として、もっと質の良いものが返ってきます。
受け取った側がどう感じるか、ただそれだけなんですよね。何か不快に思うことがあるなら、それは浄化して良い感情、いわゆるマインドブロックが出ている、ということになります。そこに気づくか気づかないかで人生は変わっていきます。
ちなみに、優越感に溢れている人は、感謝が足りてなかったりもします。

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