ギャンブル、アルコール、占いなど「依存症」を無意識領域から解説~占い依存から抜け出した方法~

生きていると、知識や人間関係から色んな誘惑が自分の好奇心をくすぐり、好奇心からの興奮や満足感を得ると、その特有の快感を覚えてしまい、もっと欲しくなる、となるのが「依存」への始まりだと思います。
筆者も過去に「あれは依存だったな」という状態が長く続いた時期がありました。
特定の人への依存もあると思います。
ケースによって無意識領域の解説は全て違ってくるので、ここではある女性の「占い依存」について解説します。
女性が占い依存になる心境から、占い依存から抜け出した現在までの変化をお伝えしていきます。

目次

これからの2人の未来を知りたい

以前私が占い師だった頃のサイトからセッションを受けに来た20代後半の女性(Oさん)からのご相談はこちら。

・17歳年上のバツイチ子持ちの男性と付き合っている
・相手の子供がまだ小さいこと
・既に2回別れたり付き合ったりを繰り返している
・これからの2人はどうなっていくのか

でした。
その時私は占い師は辞めていて、無意識領域のマインドブロックを解除する方に活動を変えていましたので、それをまず説明しました。

占い依存を自覚していたけどやめられなかった

美安

占いを受けていてどうでしたか?

Oさん

その時は良いことを言われるので気分は良かった

美安

今は言われた通りになっていますか?

Oさん

色んな人から叶うと言われたけど、叶ってない

美安

何が叶ってない?

Oさん

彼との結婚です

美安

占いはどのくらい受けたのですか?

Oさん

2年くらいです。
借金してでも占い師さんに聞きたくなるんです

Oさんは今まで色んな占い師さんに彼との関係を聞いたり、これからどうなる未来があるのかを聞きまくっていて、トータル150万くらい占いにお金をかけてしまった、と言っていました。
自分でも何も解決しないと分かっていて、でもまた違う占い師さんを探してお金払って、1週間後には「またムダな事をしてしまった」と毎回後悔した日々を約2年繰り返したそうです。

占い依存のマインドと特徴

Oさんが占いを止めようと思っても止められなかった時の気持ちは、

・自分の悩みを聞いて欲しい
・自分の欲しい答えを言って欲しい
・自分の味方になってくれる人が欲しい

・未来がどうなるのか知りたい
・あの人が何を思って何を考えているのかを知りたい

これらの思いを強く持っていました。
特に、「自分の欲しい答えを言って欲しい」というのは、初めに書いた、「快感を感じる」ことに繋がります。今回の場合も「快感」という言葉に表せると思います。
自分の欲しい答えが占い師さんから聞けると、「きっと結婚するんだ」と安心して自分では何も行動しない、ということになります。
誰かに「結婚は難しい」と言われたり、いわゆる自分の欲しい答えをもらえなかったら、「結婚する」と、欲しい答えを言ってくれる占い師さんに到達するまで探す!というマインドになっているイメージです。

占い依存から抜け出したい!

これらのご相談から、Oさんへヒアリングする中でOさんの「こうなりたい姿」を見ていくと

・占いを受けるのをやめたい
・とにかく「結婚」がしたい


この2点のエネルギーを強く感じましたので、この2つから必要な浄化する感情を見ていくために無意識領域に繋がることが必須、感情を浄化していくと最速で依存を手放せる、とお伝えしました。
「依存してると分かってはいたけど、今は藁にもすがる思いなので」、とOさんは無意識領域のマインドブロックを外すことを覚えることを決め、マンツーマンで約4か月、教わったことを繰り返し、現実と未来を変えて自分でどうするかの選択ができるようになりました。
始めて2、3か月後には、占いに行きたくなる気持ちにはならなくなっていて、今まで自分が占いに頼りたくなっていたことの理由を知るために無意識領域と繋がり、深い内観が出来るようになっていました。

占い依存だった過去からの気づき

Oさんは、依存していたことを後悔していました。Oさんは何も悪くないのに・・
Oさんが講座を受けている間に気づいたこととして、

占い師さんの言葉を信じ切っていた
・自分が欲しい未来があったとしても、どこかで叶わない、と思っていた
・自分の意思は言えなかった
・自分はただ待っていれば良い

これらが挙がりました。
最後の、「ただ待っていればいい」というのは、Oさんが苦しい思いをすることになった言葉なのですが、ある占い師さんに言われてから、自分が彼に言いたいことがあっても我慢して、彼に嫌われないように彼のご機嫌伺いばかりしていたそうです。「待つ」=自分を抑える、に繋がっていたようです。
占い依存の人の中には、占い師さんの言葉を信じ切る、という特徴があります。
私が数か月だけ占い師をやっていた時に、リピーターさんが出来、でも前回と同じこと、つまり毎回同じことを聞いてくることに気づき、「これでは悩んでいる人のためにならない」と気付きました。
依存させない、自分軸で未来を創っていくために無意識領域のマインドブロックを外して浄化することが重要と気付けたのです。

依存の理由を消すには自覚出来ていることが条件

占い師さんの言う通りにしていれば大丈夫、というマインドが根付いてしまうと、ここから抜け出すのは周りがいくら引き離そうとしても無理です。一度離れても、依存の奥にある「依存する理由」を取り除かなければ、また繰り返す未来が起こります。
依存している事にも気付いていない、という人も出てきます。依存が悪い、と言っているのではありません。依存していることが自分で「辛いな」と思った時に解放できるので、あくまでも全て自分の気づきになります。
私のやっているセッションでは、クライアントさんが「なんかおかしいな」としか思えていない状態の場合は、まずは自分が依存していることに気づき、「変わりたい」と思うようになってもらうことが初めの作業となります。
自分軸で生きていくために生まれている中で、一時期何かに依存することが必要な経験として持ち合わせていることもあります。しかし、必要な経験を越えたら、そこから自分軸で生きていくためにOさんのように私の記事に引き寄せられて、依存を手放すことが出来た人が他にもいます。
自分で「もう占いをやめたい」と気づいて行動したOさんは4か月の間に占い依存を克服し、彼への強い執着もかなり弱まっていきました。

占いや占い師が悪い、ではない

占い依存について今回は書きました。
依存させる占い師が悪いのではないか、と思う人もいるかもしれません。
しかし、占い師はしっかり自分の役割を果たそうとしている人が大多数だと思います。
自分の状況をより良くしたいために行動して占いに出会い、そこで感情を動かされて依存する「魂の癖がある」ことを気づけた、ということになるので、全て自分が選択して魂の学びをしているだけなのです。
何が良くて何が悪い、というジャッジはしません。良いか悪いかは自分の無意識領域から生み出している価値観です。
私も数か月だけでしたが占い師として活動していたので分かりますが、この人のために、と力を尽くしていました。
ただ、占いに来る方の根本の解決策としてはアドバイスが見当たらなかったので、そこからたくさんの事を学び、無意識領域、宇宙と繋がり、問題を解決できるのは無意識領域と繋がること、と確信が持て、占い師という肩書は手放しました。

「未来はどうなる」ではなく、「どの選択肢で生きるか」

Oさんが言っていた「未来がどうなるのか知りたい」は、私も昔は同じだったのでよく分かります。子供の頃からよく親に聞いては叱られていました(笑)
知りたいのは好奇心であり、子供は親や先生によく質問しますね。
大人になっても、答えをくれる人が欲しいという人が多いと思うのですが、「どうなるのか」ではなく、「どう選択してどう生きるか」を模索しながら本来自分が決めてきた流れに乗るだけ、と知ると、どうなるのかは「宇宙にお任せ」になるのです。
宇宙の采配によって私たちは生きているのですから・・・
自分で無意識領域に繋がれるようになれば、現状向かう方向からサインを受け取れるようにもなります。

占い依存から抜け出した未来

Oさんは、彼にも結婚にも占いにも依存していた過去を今は解放することが出来ています。
講座を受け始めてから変化は現れていましたが、

・もう占いに頼ろうとは思わない、自分で無意識領域に聞けば良い
・彼と結婚したいのかどうかが今は分からなくなった
・結婚が自分の本当にしたいことなのか?
・今自分が本当にやりたいことは結婚ではない気がしてきた
・最近趣味が出来て、それをやっている時間が楽しい

など、彼のことや彼との未来ばかり占い師さんに相談していた1年前までとは全く別の事を考えられている自分の変化に驚いていました。
結婚に執着していた、占いに依存していた過去から、マインドブロックを外す、いわゆる依存せざるを得ない感情の浄化を進めると、Oさんのような未来が訪れます。
自分が無意識領域に繋がりマインドブロックを外せるようになれば、本当に自分がしたいことを悩むことなく進められるようになり、「悩む」ことが出てきたらまた外せば良い、この繰り返しになります。
そうなると、いつの間にか別人級の人生を歩んでいる、という未来になっていると思います。

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