ビジネスパートナーからのビジネス中止やお断り、別れが続く理由とは?Part③~ビジネスが次々と失敗する原因と成功させるために必要なこと~

Part①、Part②ではEさんのビジネスパートナーへの不満と、Eさんの中にある「これが正しい」という概念があることが現実がうまくいっていない原因に繋がっていたことをお伝えしました。
最後の今回は、Eさんの「自分の正しい」という概念が崩れていき、現実も大きく変化した様子をお伝えします。

目次

自分の基準と他人との基準の違い

自分が正しい、という思いは誰もが持っていると思います。
Eさんは相手のレスポンスや経費精算が遅い、と感じてイライラしていましたが、一方のパートナー側は遅いとは思っていないのです。
自分の基準、いわゆる「価値観」の違いによって生まれた感じ方の相違から相手に対して嫌な感情を抱くようになっているのですね。
また、果たして自分は全てにおいて処理スピードが「速い」のかどうかについても気づけると、さらに概念が外れていきます。

自分も同じことしてたな、に気づく

自分の価値観が正しい、を崩していくためのヒアリングをしていきました。

美安

レスポンスや精算はすぐにやるのが当たり前と思っていますよね?

ご相談者様

はい、それが効率的なので

美安

Eさんは何か苦手なこととかめんどくさい、
と思う事はありますか?

ご相談者様

・・・彼女との関わりは最近めんどくさいです

美安

どういう時にめんどくさいのですか?

ご相談者様

彼女から頻繁に「会いたい」とLINEが来る時です

美安

頻繁に「会いたい」と来たらどう思いますか?

ご相談者様

めんどくさいですね

美安

めんどくさい、というのはどういうことですか?

ご相談者様

邪魔しないでくれ、とだんだんムカついてきます

美安

すぐに返信していますか?

ご相談者様

・・・してないですね、何日かスルーすることもあります

美安

そのことを彼女から何か言われますか?

ご相談者様

あ~、「せめてその日のうちに返してよ」と言われますね

美安

何か気づきましたか?

ご相談者様

自分もビジネスパートナーと同じことしてましたね(笑)

自分がしている事には気づきたくない思いが無意識に働く

例えば、Eさんだけでなくても自分の苦手としている分野や事柄については、返事や行動が遅かったりする、という事はあると思います。
しかしそこで「自分が正しい」という思いが勝るので、自分が苦手な事を後回しにしていることは無意識に見て見ぬふりをしているということです。
Eさんは彼女との連絡は頻繁に取るスタンスではないので、彼女から急かされるように何度もLINEが来るとイライラしてくる、そのイライラは、ビジネスパートナーから返信がないイライラに似ている、ということにここで気づきました。

自分もやってたな、に気づくだけでもマインドは変わる

今回ビジネスパートナーへの不満、ビジネスの失敗続きでイライラして、気持ち的には八方ふさがりになっていたEさんですが、このイライラを浄化していくと、驚くほどの変化を遂げていきます。

美安

うまくいかなかったパートナーに対して、
今どう感じますか?

ご相談者様

自分も彼女に返信しないとか、同じことやってたな、
と思うと、恥ずかしいです

美安

何が恥ずかしいのですか?

ご相談者様

自分の基準で相手を動かしたいと思っていたので

美安

今イライラする感じはどうですか?

ご相談者様

ないですね、逆に申し訳ないと思います

美安

他に言いたい事はありますか?

ご相談者様

自分の世界観だけで周りを見ていたと思うし、
心が狭かったから人間関係もうまくいってなかったことが
理解できました

自分の鏡になっていたことに気づく

Eさんは今回いくつか大切なことに気づきました。

・自分の基準を勝手に作り上げていた
・「あいつは出来ない奴だ」と周りを見下していた
・自分の作業スピードは速いと思っていたが、

 嫌なことは遅いどころかやらないこともあった
・相手にされて嫌だったことは、自分も誰かにしていたけど、

 している自覚がなかった
・相手も相手の基準や正論があって、自分がそれを

 受け入れられなかったことがうまくいかない事の大きな原因だった

素晴らしい気づきでした。
特に、されて嫌だ、と思っていたことを、自分もしていたな、と気づくことがとても大切です。
目の前にいる相手、今回はビジネスパートナーは、「自分の鏡」になっていたことに気づかせてくれた相手、ということになります。

感情の浄化で人が変わる

イライラする感情を浄化されたあとは、イライラしていたことを忘れるほど、穏やかに人と接することが出来て、彼女からの「会いたい」というLINEも来なくなり、EさんからLINEすることが逆に増えたそうです。
イライラする奥にある怒りの感情は、見えないエネルギーとなって周りの人を巻き込んで「うまくいかない状況」を生み出します。
Eさんのように繰り返しパートナーとの別れを繰り返して気づき、周りの人を受け入れられるキャパを広げられたことによって、ビジネスも発展していく流れになりました。

ビジネスパートナーへの不満、イライラを解放した未来

年商が前年比30%減になった翌年は、目標売上の1億には届いていませんが、最高年商を叶えることができました。
ビジネスでは、自分の意見だけでなく、パートナーや関わる人の意見を取り入れられるようになり、人間関係が円滑になり、仕事への士気が高まった中で充実した生活を送られています。

3回に亘ってEさんのビジネスパートナーへの不満からビジネスがうまくいかないお悩みと、解放された後についてお伝えしました。
うまくいかないのは誰かのせいではなく、自分に目を向けて、周りに対してどういう目で見ていたかに気づくと、現実が変わっていくきっかけになるでしょう。
Eさんの言葉で一番残っているのが、「あんなに人が嫌いだったのが、今は人が好きになってますね」です。

Eさんのように、ビジネスがうまくいかないのは周りが動かないから、とか、自分が正しい、などが強い方、今回の記事で何かに気づくことが1つでもあれば嬉しいです。
自分もイライラすることが多いと感じる人は、イライラを短時間で解放して欲しい未来を手に入れる方法を知りたいと思いませんか?

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