男性がセックスに感じる不安:元カノの一言でセックス恐怖症に Part① ~セックスの悩みを解決するカギは無意識領域にある!~

胸の大きさにコンプレックスを感じる女性が多いように、男性器の大きさを気にする男性は少なくないと思います。
先日、付き合っていた彼女から言われた言葉に大きく傷ついた体験をされた30代の男性(Kさん)と出会いました。
Kさんのトラウマがなかなか癒えないというお話から、トラウマと深い心の傷を癒した方法を2回に分けてお伝えします。

目次

「セックスが合わない」

Kさんが20代前半に初めて付き合った彼女から別れたいと切り出された時、「セックスが合わないことが理由」と言われた過去がありました。
「合わない」ということがどういうことなのかをKさんは分かっていましたが、具体的に何が合わないのか、は怖くて聞けませんでした。
それからのKさんは、「セックスが合わない」という言葉から自信をなくし、恋愛やセックスに対する不安を感じるようになりました。

サイズが小さいことへの絶望

Kさんの悩みは、「サイズが小さい」ということでした。
「サイズは自分ではどうにもならない、硬さはあるけど小さい」ことが昔から強いコンプレックスとなっていて、親を憎んだこともある、とも言っていました。
20代に付き合った彼女の「合わない」は、「サイズが合わない」という意味をKさんは分かっていて、彼女がストレートに「小さい」、と言われなかったことを、「彼女の優しさ」と思おうとしましたが、すぐにかき消されてしまうほど「合わない」という言葉にはショックと絶望を感じたそうです。
そこから、セックスすることと女性と付き合うのが怖い、と思うようになりました。
好きな人が出来てもセックスしたら「合わない」と言われてしまうだろう、と連想されるため、人を好きにならないように恋愛、セックスとは無縁の生活を送るようにしていたそうです。

性欲に勝る、サイズが小さいことへのトラウマ

Kさんは見た目は爽やかでモテそうな印象なのですが、遊びたい時期にもかかわらず、女性と付き合うことを考えると「合わない」というトラウマが出てくるので、20代~30代前半まではとにかく仕事にだけ集中しようとしました。
性欲はあるにもかかわらず、そのトラウマの方が彼にとっては遥かに辛いものであり、仕事に意識を向けることもかなりの労力を使い、苦痛な日々が続きました。

新たな希望の光

30代になり、ある女性との偶然が重なり、本当は止めようと思ってはいたものの、女性からの強いアプローチからその女性と付き合う流れになりました。
セックスしたらまた「合わない」と言われると確信していたので、そのショックを再び感じるまでの時間稼ぎをするかのように、付き合い始めてから数か月はセックスしなかったそうです。
それでもその時は来ました。
久しぶりのセックスで、もしかするとサイズが大きくなってるかもしれないとも思ってみた、と笑って話しましたが、勃つとやっぱり自分の知ってる「小さいな」と思うサイズ。
でも「この人なら大丈夫!」と何度も強く言い聞かせて、緊張しながら彼女との初めてのセックスに臨み、その結果彼女も満足しているように感じた、と言っていました。

不信感と真実の対峙

お付き合いが1年くらい経つと、彼女と結婚を考えるようになった頃から、彼女はセックスをあまりしたがらなくなってきたことになんとなく不信感を感じるようになりました。
「なぜセックスしたがらないのか」を聞きたくても、なかなか聞けず、またトラウマと戦う日々が始まりました。
それは、Kさんのトラウマが、聞くにも聞けない、聞いてしまったらまた傷つく・・・という過去の思いが、不信感の理由を知りたいけど怖い、の繰り返しになっていました。
きっと彼女、浮気してるな、と直感で分かった時、思い切って聞いてみよう、と行動に出ました。

聞きたくなかった言葉

ほぼ絶望的な結果になる、と覚悟を決めて彼女に浮気しているかを聞くと、すんなり認め、「別れたい」とすぐに言われたそうです。
「理由はもう分ってる、きっと自分のアレが小さいからだ」と確信して、小さいと聞いてもショックを受けないように、これ以上傷つかないようにマインドを固めてから理由を聞くと、「私にはちょっと小さいかな」という言葉が返ってきました。
それはKさんにとって数年前に受けたショックの何倍も重く、残酷な言葉になりました。

「やっぱり」という絶望と何とも言えないショックで頭が真っ白になって、しばらくは全てがどうでも良くなって、心に深い傷が残りました。

この出来事があってから1年後、Kさんは大きく変わっていきます。
トラウマから抜け出した過程は次の記事に書いていきます。

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