淋病の主な症状と性病のトラウマの原因

セックスを楽しんでいた日常から一転、性病に感染しているかもしれない体の違和感や不安を感じ始めている方に向けて、今回は淋病の症状と、湧き上がる不安について解説します。

目次

淋病の感染経路

淋病は淋菌に感染することによって発症する性病で、性病の中でも患者数の多い疾患です。

淋菌は粘膜から離れれば生存できないため、セックスやオーラルセックスによって感染します。
男性は尿道や肛門に感染することが多く、女性は膣に感染しやすくなっています。
一度のセックスで淋菌が感染する確率は40%前後と言われており、高い確率で感染の可能性があります。
淋菌はセックスによって口の粘膜に感染することもあるため、喉に発症することもあります。

また、出産時に母体が淋菌に感染していれば、赤ちゃんに感染してしまう場合もあります。

淋病の潜伏期間

感染から2~7日間くらいを経て発症(人によって差がある)。

淋病の主な症状

淋病はクラミジアの症状と似ていると言われていますがクラミジアより強く症状が出るようです。
女性は無症状の場合が多いようで、感染している自覚がないまま他の人とセックスして感染を広めてしまうことがあります。

<淋菌性尿道炎>
淋菌性尿道炎は、尿道から淋菌が侵入して炎症を起こします。
女性は男性よりも尿道が短いため、淋菌性尿道炎は男性に多く発症します。
尿道が炎症を起こすため、排尿時の痛みや、かゆみ、尿道口が赤く炎症することが多いです。
また、白血球の残骸が尿道から排泄されるため、黄白色の膿のような分泌物が出る場合があります。
淋菌性尿道炎を放っておくと、感染が広がって精巣上体炎を引き起こす可能性があり、不妊に繋がる恐れもあります。

<淋菌性子宮頸管炎>
女性の場合、膣や子宮頸管に淋菌が感染します。
クラミジアと同じように、おりものの異常(におい・量など)や下腹部痛、不正出血、かゆみなどの症状がでることがありますが、多くは無症状です。
感染に気付かずにいると、炎症が子宮頸管から卵管にまでおよび不妊症の原因となり得ます。

<咽頭淋菌>
性器から口腔内の粘膜に淋菌が感染することを咽頭淋菌といいます。
咽頭淋菌を発症すれば咽頭炎に似たような症状が現れ、喉の痛みや腫れ、発熱などの症状が出ます。
ただし、ほとんど症状が出ないというケースも多く、感染に気付けないことも少なくありません。

<淋菌性結膜炎>
目に淋菌が感染することを淋菌性結膜炎といいます。
成人の場合は性器分泌物が目に入ってしまうことで感染してしまいますが、赤ちゃんの場合は母体感染が原因で発症します。
淋菌性結膜炎を発症すると、瞼が腫れあがり、クリーム状の濃い膿が出たりします。
重症化すれば失明する危険もあります。

淋病 – Wikipedia

淋病の検査と診断

問診や視診で淋病が疑われる場合には、尿検査が行われます。
咽頭淋菌の場合には、喉の検体を採取するか、うがい液を検体として検査を行います。
淋菌以外にもクラミジアなど他の性感染症を併発している可能性がある場合には、さらに追加で検査を行うこともあります。
検査結果が出るまで数日〜1週間ほどかかるため、症状がはっきりと出ている場合などは結果が前に治療を行います。

淋病の治療

淋菌性尿道炎や咽頭淋菌の場合には、注射や点滴による治療を行います。
1回の注射や点滴で治療が可能なことが多いようです。
ただし、淋菌に抗生物質への耐性がある場合には一度の治療では効果が得られない場合もあるので、再検査で確認する必要があります。
また、淋菌性結膜炎の場合には点眼タイプの抗菌薬を用いながら、薬の内服も併用します。

性病検査のタイミング

検査に適したタイミングは、セックスしてから2、3日後以降をおすすめします。
気になってしまい、何か違和感を感じるようになってすぐに検査を受けても、医療機関や検査内容にもよりますが、人によってはその時点では陽性反応が出ない場合があるようで、また数日後再度受診すると陽性反応が出たというご報告を頂いたことがあります。
最近では郵送での検査キットで検査が受けられるようになったり、オンラインクリニックで診察と薬の処方が受けられるようなので、お忙しい方は利用されると良いと思います。
即日結果が分かる病院では、当日薬を処方してもらえ、男性の場合は抗生物質ですぐに治る場合が多いようです。
個人的には、即日結果が分かり薬を処方してもらえる性病科や泌尿器科を探して行って頂くのが良いかと思います。

こちらの記事では、実際にクラミジアに感染した2名のコンサル生の体験談をお話ししています。

セックスした後の性病への不安

セックス後に体に何らかの違和感が出始めた頃、得体の知れない不安に襲われたり、初めて症状が出た方は、パニックになったりショックを受ける方が多いのではないでしょうか。
今は膨大な量の情報が簡単に手に入る時代です。
不安を解消したいために、真実かどうかも分からないネット上の情報を見つけて、「ひどくなったらどうしよう」「こんな症状が出たら怖い」など、実際には起こっていないのに、未来を想像してネガティブな気分になっていらっしゃる方が多いと思います。

考えたくないし、湧き上がる不安は消えないし、現状から逃げたい!と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、ここからは性病の初期症状を体験している頃に感じる不安について、どうして感じるのか、その仕組みなどをお話していきます。

トラウマとは

もう忘れたはず、と思っていても「忘れられていないこと」ってありませんか?
例えば、テレビを見ていてある人の顔を見た瞬間、過去に怒られる理由が見当たらないのに意味が分からず怒られ続けた嫌いな上司の顔と辛い出来事をふと思い出したり、好きな女性に告白したいと考え始めると、学生時代に好きな女の子にフラれた時のシーンを思い出して告白する気が無くなってしまう、などです。
これらの、忘れたはずなのにふと湧き上がる過去の嫌な記憶をトラウマと言います。

私たちは無意識領域と顕在的な思考の間では、嫌なことを忘れないとやってられない、生きていけない、辛い記憶を無かったことのようにどこかに追いやろうと、これらのトラウマを心の底に押し込めて蓋をするような動きが起こっています。
より良い人生にするために前に進みたいと望んだり目標を達成するためには、自分を守る意味でも「辛い記憶を封印したい」という思いが強く出ている時に起こるイメージです。
しかしトラウマは、どこかに追いやったつもりでも無意識領域にはしっかり残っています。
何かの拍子にふと浮かぶ嫌な記憶を感じた時の状態は、無意識領域に押し込めたはずのトラウマが無意識領域から顕在的なエリアに顔を出した状態です。

トラウマから解放されたい

トラウマを顕在的に認識してしまうと、辛い出来事の記憶を思い出し当時の思いとリンクしてしまって、もうあの時のように辛い思いをしたくない、と今度は無意識領域にある「何かの感情」を感じて行動に移せない状態になります。
そして、辛い思いから解放されたいという意識が働き、解放されるための出口を探します。
その行動の1つとして、「色々な情報を検索する」が挙げられます。
性病に感染しているかもしれない不安を抱えている時に自分の今の症状と違う内容が書かれている記事を探す行動は、「きっと性病ではない」「何かの間違い」「疲れてるだけだろう」と、顕在的に少しでも安心感を得たい思いから、無意識領域が頭に信号を送って体が起こす行動です。

なぜトラウマが消えないのか、それは記憶として残っている出来事や何か言われた時の「何かの感情」をどこかに仕舞いこんだり消したつもりでも、無意識領域のどこかに残っているからです。

セックスの後の違和感、初期症状が出た時に沸く不安には、「どんな病気なんだろう?」「ここからもっと痛みがひどくなるのかな?」「彼女に移してたとしたら浮気がバレる」などなど、人によって違います。
しかし唯一共通している事は、「ネガティブな結果を想像してぐるぐる考えてしまう」ということです。

トラウマが湧き上がる時の無意識領域

もう少し解説します。
セックスを良い気分で終えたのに、少し時間が経つと共に性病かもしれない不快な初期症状が出てくると、すぐにネットで検索し始めると思います。
そこで目にした具体的な症状の説明や症例写真などから、「こうなったらどうしよう・・・」「怖い・・・」という感覚になる方もいらっしゃるかもしれません。
その時感じた怖さや焦り、不安などは、自分が見たり聞いたりした情報と共に全て無意識領域に潜り込みます。
そしてそれらの無意識領域に届いた情報が、過去に体験したことのある押し込めたはずのトラウマに紐づいている「何かの感情」を引っ張り出し、無意識にネガティブな思考を湧き上がらせるイメージです。

感情が感情を引き寄せるので、不安を感じる場所にある「何かの感情」が過去のトラウマを思い出させる、という言い方も出来ます。
また別の言い方をするなら、不安を感じるためにネットで色々な情報を検索している、ということにもなります。
無意識領域から不安を引き出されてそのままにしているために、ネガティブな事ばかり考えてしまう日々を送らなければなりません。

セックスや性病のトラウマがなくなった未来

セックスに関するトラウマや、性病かもしれない状態で感じる不安は、解消することが出来ます。
ポジティブな言葉を何千回も繰り返し言うアファメーションではなく、短時間で解消出来る方法があります。
不安やトラウマからの「何かの感情」を解消出来たら、セックスしても性病になる必要もないし、性病かもしれない、と心配になってネットで情報を検索する無駄な時間を費やすことも無くなります。
そして、いつも安心して理想の女性とセックス出来るように変わっていきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次